風邪 まだ治りません。
おとといの祝日は一日中 臥せっていました。
体調が悪いときは 変な夢を見ます。
ざっと こんな夢でした。

 私は今日 入院する事になっていました。
医者から 「一度入ると再び出られないのでそのつもりで」と 言われていました。
家のことはカミさんに任せておけば 問題無いのですが ネット社会の締めくくりだけはと思って パソコンをいじっている 夢でした。
MLに挨拶して退会届を書いて、HPを閉鎖して、メル友にも 事情を書いて、最後にプロバイダーに解約手続きをしてと、 しなければならない事が沢山あります。

 しかし 作業が少しも進みません。
アドレス帳に必要な先が見当たらない、メル友の名前が見当たらない、 焦っているとカミさんが階下から「早くして下さいよー」と呼ぶ。
メーラーを終了して始めから再たち上げすると 今度は アドレス帳が真っ白で 何も書いてない!。

 困った!と思っていると、またカミさんが「お迎えがきているわよー 早く早く」と言う。
窓から下を見ると 霊柩車が我が家の前で止まっている。
喪服の人たちが あたりにたむろしている。
「ははーん お迎えが来るとはこう言う事か!」と合点がいった。
事の矛盾には気が付かず、驚きもしなかった。

 でも ネット社会のけじめだけは カミさんには出来ない。
放っておけば 定額料金が永遠に掛かる。
このまま逝けば カミさんが困るだろう。
そう思うのだけれど、少しも作業が進まない。 汗をいっぱいかいて 試行錯誤しています。

 三度目の「お父さん!」で 目が覚めました。
びっしょり汗をかいていました。 涙も少し出ていました。
カミさんが 着替えを持って枕元に来ていました。

  私は 窓の所まで行って下を見ました。
もう 霊柩車はいませんでした。そのかわり「生協」の車が 止まっていました。
「ふふン」と 笑えてきました。
「なによ」とカミさん。
「何でもない」と私。

そう言えば、カミさんの「お迎えが来ているわよー」の声が 少しも悲しそうでなかったのが 気に掛かる。